皮膚から神経細胞作製=iPS経ず、遺伝子導入で直接変換−マウスで成功・米大学(時事通信)
マウスの皮膚細胞に3種類の遺伝子を導入し、神経細胞に直接変えることに成功したと、米スタンフォード大の研究チームが28日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。ヒトでも試みており、成功して安全性が確保されれば、パーキンソン病やアルツハイマー病などのメカニズム解明に役立つほか、再生医療に応用できる可能性もあると期待される。
山中伸弥京都大教授らは、マウスやヒトの皮膚細胞へ3、4種類の遺伝子を導入し、身体のあらゆる細胞に変わる万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」に変えてから、神経細胞に分化させていた。今回の方法は、iPS細胞を経由するより早く、効率良く神経細胞を作れるほか、iPS細胞のように多様な細胞に変わったり、盛んに増殖したりする能力がないため、がん化のリスクが少ない利点があるという。
身体の体細胞を遺伝子導入で別種の体細胞に変える研究は、米ハーバード大チームが昨年、膵臓(すいぞう)で消化液を分泌する外分泌細胞を、インスリンを出すベータ細胞に変えることにマウスで成功した例などがある。
スタンフォード大チームは、マウスの胎児や、成体の尾の皮膚から採取した線維芽(せんいが)細胞に、「Ascl1」と「Brn2」、「Myt1l」の計3種類の遺伝子をレンチウイルスを使って導入。神経細胞に変え、「誘導神経(iN)細胞」と名付けた。試験管内で、iN細胞同士がシナプスでつながり、機能することも確認した。
【関連ニュース】
・ 〔写真特集〕ミクロの世界
・ 試験管内で「体内時計」=細胞分化で発生
・ 代替不可能な遺伝子にも代役=iPS細胞作製法、マウスで成功
・ 水に混ぜるだけで高強度素材=高分子化合物を開発
・ iPS細胞の誕生過程撮影=メカニズム解明に前進
・ 未納給食費の天引き、22年度導入は断念(産経新聞)
・ 【話の肖像画】辺境より(下)作家・佐々木譲 傷ある人間に共感する(産経新聞)
・ 民家全焼、父と10歳女児、祖母の3人死亡 神戸(産経新聞)
・ 雇用見込み期間「31日以上」に緩和へ(読売新聞)
・ 橋下知事、私立高の実質無料化制度拡大の意向(読売新聞)
山中伸弥京都大教授らは、マウスやヒトの皮膚細胞へ3、4種類の遺伝子を導入し、身体のあらゆる細胞に変わる万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」に変えてから、神経細胞に分化させていた。今回の方法は、iPS細胞を経由するより早く、効率良く神経細胞を作れるほか、iPS細胞のように多様な細胞に変わったり、盛んに増殖したりする能力がないため、がん化のリスクが少ない利点があるという。
身体の体細胞を遺伝子導入で別種の体細胞に変える研究は、米ハーバード大チームが昨年、膵臓(すいぞう)で消化液を分泌する外分泌細胞を、インスリンを出すベータ細胞に変えることにマウスで成功した例などがある。
スタンフォード大チームは、マウスの胎児や、成体の尾の皮膚から採取した線維芽(せんいが)細胞に、「Ascl1」と「Brn2」、「Myt1l」の計3種類の遺伝子をレンチウイルスを使って導入。神経細胞に変え、「誘導神経(iN)細胞」と名付けた。試験管内で、iN細胞同士がシナプスでつながり、機能することも確認した。
【関連ニュース】
・ 〔写真特集〕ミクロの世界
・ 試験管内で「体内時計」=細胞分化で発生
・ 代替不可能な遺伝子にも代役=iPS細胞作製法、マウスで成功
・ 水に混ぜるだけで高強度素材=高分子化合物を開発
・ iPS細胞の誕生過程撮影=メカニズム解明に前進
・ 未納給食費の天引き、22年度導入は断念(産経新聞)
・ 【話の肖像画】辺境より(下)作家・佐々木譲 傷ある人間に共感する(産経新聞)
・ 民家全焼、父と10歳女児、祖母の3人死亡 神戸(産経新聞)
・ 雇用見込み期間「31日以上」に緩和へ(読売新聞)
・ 橋下知事、私立高の実質無料化制度拡大の意向(読売新聞)
by 2nt4ennywj
| 2010-02-04 12:14